平成24年度学校長挨拶及び経営計画
武蔵野市立井之頭小学校長 村 越 信 行
武蔵野市立井之頭小学校は、今年度で開校57周年を迎えました。武蔵野市のほぼ中央に位置し、閑静な住宅地であるとともに、井の頭公園に隣接する緑豊かな地域にあります。
保護者や地域の方々の学校に対する熱い思いを受けて教育活動に取り組んでいます。
学校教育目標
人間尊重の精神を基調とし、心身ともに健康で知性と感性に富み、国際社会に貢献できる個性・能力を十分伸ばす教育を推進する。そのために次の目標を設定する。
| ○進んで学ぶ子 |
自ら考え、自分の道を切り拓いていく力をもった子どもを育てる。 |
| ◎心豊かな子 |
自他の人権を尊重し、協力と思いやりを大切にする子どもを育てる。 |
| ○きたえる子 |
自他の生命の尊さを自覚し、心身を鍛え、健康の増進と安全保持に努める子どもを育てる。
◎は重点目標 |
1.武蔵野市の教育
武蔵野が目指す学校教育の基本理念
- 知性・感性を磨き
- 未来を切り拓く
- 武蔵野の教育
- 重点1 学びの基盤づくり
- 重点2 知的好奇心を高める教育の推進
- 重点3 地域と協働した学校づくり
2.めざす学校像、児童像、教師像
(1)めざす学校像
- 心と体を育てる学校(場と方法を工夫して心と体力を育成する)
- 基礎・基本の定着により、確かな学力の定着を図る学校
- 教師が生き生きと活動し、教師が「自ら学び、自ら考える」学校
- 家庭・地域が役割を分担し、連携・協力して児童を育てる学校
- 歴史や文化を大切にし、児童・教師・保護者が井之頭地区を誇れる学校
(2)めざす児童像
- 思いやりと優しさの心をもつ子ども
- 確かな学力をもち、粘り強く学習に取り組む子ども
- 健康で明るい生活ができる子ども
- 井之頭の伝統と地区を大切にする子ども
(3)めざす教師像
- 暖かなぬくもりで子どもたちを包みながらも、厳しさをもって毅然と指導できる教師
- 常に向上し続けようとする教師
- 組織を有効に機能させながら、連携して課題に取り組める教師
- 学校や地域を愛し、地域や保護者と積極的に対話しながら、職務を行う教師
3.中期的目標と方策
(1)教育課程の確実な実施
(2)習得・活用・探求の授業力の向上(粘り強い児童の育成)
- 校内授業公開の計画的な実施。
- 保護者・地域への学校公開授業としての取り組み。
(3)東京都人権尊重教育指定校となった学校としてのさらなる人権教育の推進
- 学校の教育活動全体を通したさらなる人権教育の推進。
- 体験を重視し、指導計画に基づいた人権教育の推進。
- 全教科・領域を通した道徳教育の実施。
(4)開かれた学校づくり協議会との学校評価システムとリンクした
学校経営体制の構築
- 役割と分担を明確にした学校評価体制の構築。
- 委員の専門性を生かした文責ある評価の公表。
(5)ホームページ等による学校情報の迅速な伝達と、新年度計画・学校評価の公表
- 役割と分担を明確にした学校評価の公表。
- 委員の専門性を生かした文責ある学校評価の公表。
4.中期的目標達成のための平成24年度の数値目標
(1)授業力向上
- 全教員による授業改善推進プランの公表と成果の報告 年2回
- 全教員による公開授業実施 3回以上
- 全教員による研究授業公開 1回以上
(2)学習の定着
- 漢字ドリルの学年平均点 85 点以上。
- 計算ドリルの学年平均点 85 点以上。
- 個別学習プリント指導 年間 60 回以上。
- 家庭学習の定着のための 低学年10分、中学年20分、高学年30分の課題 週5日以上。
- 学習支援教室「まなべえ」の実施 年間 45日以上。
(3)読書
- 全校児童読書冊数、目標1万5千冊。
下学年一人1週間に2冊、上学年一人1週間に1冊を目標にする。
(35週×156人×2 + 35週×155人 =16345冊)
(4)ホームページでの情報発信
- 毎日更新。 → 校長・教員
- 学年のページ 年3回 → 教員
- 学校経営計画、学校評価報告書の掲載 → 年2回教員
(5)生活指導
- 児童が自分から挨拶できる比率 9割以上。
- 「学習のための5つの約束」の定着 9割以上。
(6)一中ブロック(第一中学校・第一小学校)、幼稚園・保育園との連携
- 高学年の一中への見学訪問 年1回以上
- 一中ブロック教職員の授業交流等の連携 年2回以上実施。
- 小中を通した「学習のための5つの約束」の段階的な定着 9割以上。
- 入学予定者(武蔵野地区)からの聞き取りを実施 全幼稚園・保育園。
(7)家庭・地域との連携
- 地域行事等への教職員参加 全教員年2 回以上。
- 生活リズム表の実施 毎学期3日。
- 保護者との面談(家庭訪問、個人面談)実施 100%。
- 学校公開期間参観数(年3回合計) 1,200 名以上。
- 道徳授業地区公開講座での参加者 120名以上。
- 子どもに関わる保護者学校ボランティア活動への参加 全家庭1回以上。
5.今年度の重点目標と方策
3つの重点
- 「自分を大切にし、人の痛みが感じられる子供を育てる」
- 「粘り強い子供を育てる」(学習面・身体面)
- 「地域を誇り・大切にする子供を育てる」
(1)豊かな心や感性をはぐくむ指導
「自分を大切にし、人の痛みが感じられる子供を育てる!」
- 児童一人一人のよさや可能性を生かし、体験を通した人権尊重の教育を行う。
- 教師と児童、児童相互の人間関係を深め、社会性・協調性のある子どもの育成に努める。
- 特別な教育的支援を必要とする児童一人一人の個別指導計画を作成(修正・追加)し、個に応じた指導を展開する。
- きょうだい学年などの異学年集団での協力する活動を通して、思いやりやいたわりの心、集団の所属感を深め、協力してよりよい生活を築こうとする態度を育てる。
- 人間関係を深め、いじめを絶対に許さない心と自律心の育成を図る。
- セカンドスクール、プレセカンドスクール、移動教室の活動の充実を図り、体験を通して視野を広げるとともに、人への思いやりや感謝の気持ち、自然に対する畏敬の念を育む。
- 道徳の全体計画に基づき、全教育活動を通して道徳性を養う。
- 道徳の時間を充実するとともに、資料の活用や地域の方の協力を得て、学校と家庭、地域との連携を図りながら一体となって道徳的実践力の育成を図る。
(2)基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力をはぐくむ指導
「粘り強い子供を育てる!」(学習面)
- 日常の授業と支援授業の充実
- 国語科を中心とした言語活動の充実を図るとともに、図書室の活用、読み聞かせ活動を通して、豊かな言語感覚を育む。
- 学習目標を明確にし、問題解決学習や体験的な学習を重視した指導を充実する。
- 週ごとの指導計画による計画・実践・評価を積み重ねる。
- 授業改善推進プランの作成、改善を通して、指導の充実を図る。
- “まなべえ(水・土曜日)(算数科の基礎・基本の習熟)を実施し、特に個人差の出やすい算数科を中心に児童一人一人の基礎学力の向上を図る。
- 特に理科では、学習の展開、思考過程を大切にした問題解決型の学習を重視し、主体的に学ぶ態度と能力の育成を図る。
- 国際理解教育の一環として、外国語活動の時間をさらに充実し、英語に慣れ親しませるとともに異文化への理解を深める。
- 指導方法の充実
- 学年指導体制を充実し、多様な形態による学習を実施する。
- 算数科における少人数指導、またその中で、複数教師による指導を実施する。
- 学習指導員(サポートティーチャー)、ティーチングアシスタント等の活用による、児童一人一人に対応した指導を展開する。
- 特別な支援を必要とする児童の実態に応じ、サポート体制を重視し適切な指導と支援を行う。
(3)健康で明るい生活ができる子
「粘り強い子供を育てる!」(身体面)
( 教育活動全体を通して健康づくり・体力づくりに取り取む)
- 昨年度までの研究を生かして、体育の授業の充実を図る。
- 各学期当初に「生活リズム表」を活用して、よりよい生活習慣の確立を図る。
- 持久走カードやなわとびカード等を活用して健康な体づくりを目指す。
- なわとび集会やジョギング大会等を実施する中で、児童の健康保持・増進を進める。
- 休み時間の遊びの啓発を通して、児童に運動に親しむ習慣を身につけさせる。
- 地域の農園や学級園での栽培活動で収穫した野菜、ビオトープの水田やセカンドスクールで収穫した米等を調理して、作る喜びと食べる楽しさ(食育)を体験させる。同時に、家庭との連携を大切にし、生きることと食べることを学ばせる。
(4)井之頭の伝統と地区を大切にする子
「地域を誇り、大切にする子供を育てる!」
(「地域で学ぶ、地域を学ぶ、地域の人々から学ぶ、地域に働きかける、地域に奉仕する」活動を展開する)
- 井の頭公園やビオトープ、地域の農園などの恵まれた自然環境を生かし、探鳥会や栽培活動等の体験活動を通して、生き物を慈しむ心と態度を養うとともに、自然環境に対する関心を培う。
- 地域のお年寄りと児童のふれあいを通して敬老の念を培うと共に、先達の知識や技能を学校教育に生かす。
- 姉妹校である富士宮市立井之頭小学校との交流を通して、社会性を培うとともに思いやりや助け合う気持ちや態度を育てる。
- 保護者や地域の方の協力による図書の読み聞かせ、邦楽指導等を通して日本の伝統文化に対する理解を深めさせる。