カテゴリ:学校訪問
幼児期の学びを生かす(スタートカリキュラムの取組)

令和5年度が始まりました。学校を訪問すると子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

特に小学校1年生は初めての学校生活ということで、たくさんの出会いや発見の日々だと思います。しかし、それは幼稚園や保育園、子ども園で経験してきたことと全く違うわけではありません。

子どもたちは入学までに、遊びを通して言葉を豊かにしたり、自然への興味をもったり、体を動かしたり、子どもたち同士で様々な関わり合ったりと、多くのことを学んできています。

こうした幼児期の学びや育ちを生かすのが「スタートカリキュラム」です。各小学校では、子どもたちの幼児期の生活に近い環境を設けて安心して学校になれることができるようにしたり、自分で考えて判断するなど主体的に活動ができるような工夫をしています。

 

例えば、境南小学校では、教室の真ん中に集まって、自由に折り紙や積み木をしていました。ランドセルの片づけや授業の準備を早く終えて参加しようという雰囲気があり、学校生活に慣れ親しみやすくする工夫がされていました。

使った机などの片付けは子供たちだけで行っていました。つくえの脚を折るのが難しそうでしたが、時間をかけて行っており、自分たちで協力して最後までやり切る姿が見られました。

 

第四小学校の様子も視察に伺いました。子どもたちは朝の準備が終わった後、自分たちが靴を入れた下駄箱の様子を見に行きました。

先週のうちにどういう入れ方がよいかを先生から教わっており、「自分の上履きの入れ方はどうかな?」「だれの上履きの入れ方がいいかな?」と、自分自身の行いを振り返り、よりよくしていこうとする取組をしていました。

各校では、子どもたちの実態に応じて、こうしたスタートカリキュラムを行い、子どもたちが安心して自分の力を発揮できるような工夫を進めています。

 

 

公開日:2023年04月17日 16:00:00
更新日:2023年04月18日 13:16:46